自動車ローンの審査に通らないのはなぜ?
新車を購入する時には、自動車ローンを組むことが一般的になっています。また、主にディーラー系列信販会社のローンか銀行のローンを利用することになりますが、審査が通りやすいのはディーラー系のローンです。
ただ、ディーラー系ローンが借りやすいとは言っても必ずローンが組めるわけではなく、貸金業者に借入の多い人は審査で落とされることもあります。
自動車ローンで審査に上がる主な項目
自動車ローンの審査では主に年収や勤務先、勤続年数、雇用形態、他社からの借入などが確認されます。
年収においては、一般的に200万円がボーダーラインになっていますが、200万円以上だからといって、必ず審査に通るというものでもありません。
審査に落ちる確率の高い人
以下の人は、比較的審査に落ちる可能性が高くなっています。
・年収の低い人
・過去10年以内に自己破産や個人再生などの債務整理をしている人
・契約社員やアルバイトなど、就業期間が短く、雇用の安定的ではない人
・新入社員など、勤続年数が1年未満の人
・他社からの借入件数の多い人
・固定電話が無く、住居に対する定着性の薄い人
なお、現在は総量規制によって年収における借入額が制限されています。総量規制とは、貸金業法における年収の3分の1を超える借入ができないという規制のことです。従って、年収が300万円の人は100万円を超える借入をすることはできません。
ただし、住宅ローンや自動車ローンなど、金利が低く、且つ借入の目的が決まっているローンは総量規制の除外扱いとなっているので、それほど気にする必要はありません。
ちなみに、総量規制の対象になるのは消費者金融や信販会社、クレジット会社などの貸金業者で、銀行などの金融機関は総量規制の適用はありません。
なお、過去に債務整理をした人は信用情報機関にブラックリストとして登録されているので、審査に通ることはまず不可能です。
雇用形態がパートやアルバイトでも、長い期間同じ勤務先で仕事をしていて安定的な収入があれば、ローンを組むことは可能です。専業主婦の場合は、定職についている配偶者の同意があれば、ローンを組めます。
固定電話の有無は、地域に落ち着いて、長く安定した生活をしているという証になっています。