査定前に修理するのは損？そのまま査定してもらった方が無難？

中古車売却時に行われる査定では、買取業者から派遣された査定員が実際に車の状態を細かくチェックします。買い取られた車は再び市場で売られることになるので、車の状態は少しでもいいほうが買取金額の向上につながります。

大抵の中古車には多少の傷や凹みがあるものですが、市販のコンパウンドを使用すると、素人でも微小な傷の修復が可能です。

また、洗車やワックスがけを行えば、軽い擦り傷を目立たなくするのに便利です。とはいえ、中古車特有の大きさが1cm未満の微小な傷や凹みに関しては査定員も黙認してくれるケースが多いので、あまり神経質になる必要はありません。

しかし、大きさが1cm以上の傷や凹みがある場合、買取金額の減少につながることを覚悟しなければいけません。

では、車に大きな傷があった場合、査定前に修理に出したほうがいいのかというと、答えは「NO」です。車の修理は決して安価ではありません。一つの傷につき、数万円以上かかることもあります。

しかも、せっかく苦労して修理しても、もとを取れるほど買取金額が上がるわけではありません。結果的に修理するだけ損をします。もし自分の車に大きな傷があっても、諦めてそのまま査定に出した方が無難でしょう。