まずは車の前面部を確認しよう
まずは前面部分から確認をしてゆきましょう。正面から車全体を見てもすぐにゆがみなどを見分けるのは難しいものです。まず、バンパー、グリル、フェンダー、ヘッドライト、ボンネットに注目してバランスを見てみましょう。
正常な車は左右対称です。もし左右でバランスが崩れていたり違うならば、修理や交換をした可能性が高いといえます。
ボンネットの隙間を確認
フロント部分で重要な確認ポイントは、ボンネットの隙間です。
ボンネットとフェンダーの隙間は均一ですか?
ヘッドライトとボンネットやバンパーの隙間は均一ですか?
この点はよく確認しておきましょう。この部分にズレが生じていたり均一でないということは事故を起こした可能性が高いといえますので注意が必要になります。ヘッドライトとボンネットの隙間、ヘッドライトとバンパーの隙間も忘れずに確認をしておきましょう。
ボンネットが浮いていたり、ライトが奥に引っ込んでいる場合、事故の可能性が極めて高いといえます。
ラジエーターコアサポートのチェックポイント
ボンネットを開けると、エンジンルームの前方部分に車体とつながっている場所があります。その部分がラジエーターコアサポートと呼ばれる箇所です。この部分は衝撃を受けると変形しやすい箇所です。それで事故や修理のあとが無いかどうかを確認しておきましょう。
ヘッドライト
車の正面からの衝撃で影響を受けやすいのがヘッドライトです。ヘッドライトはすぐに衝撃によってヒビが生じることがあります。稀にガラスの曇りや黄ばみでライトの交換をする人もいますが、通常は交換が少ない箇所です。それでもしヘッドライトを交換しているならば、事故の可能性が高いと考えることができるでしょう。
特に、片方のヘッドライトのみを交換している場合は要注意です。左右をよく見比べてヘッドライトのくすみ具合などを確認するならば、片側だけ交換しているかどうかは比較的簡単に判別できますので、注意して確認してください。
ヘッドライトの取り付け部分の確認
ボンネットを開けると、ヘッドライトの取り付け部分が分かるでしょう。この部分も衝撃を受けると破損やひび割れが生じてしまいます。修理や交換の有無を確認をするならば事故の可能性が判断できます。
ボンネット取り付け部分の確認
ボンネット取り付け部分を確認してみてください。根元部分にボルトが幾つかあることが分かるでしょう。この部分は、フレームと一緒に塗装されます。つまりこの部分の塗装がはげているということはボンネットをはずして修理をした可能性が高いことを教えてくれます。もちろん修理の際に塗装をきれいに塗りなおすというケースもあるでしょうが、非常に稀なケースです。
ナンバープレートの確認
車の正面からの衝撃を受けると、当然ナンバープレートにも影響があります。ナンバープレートが付いている車の場合、横からナンバープレートを確認してみてゆがみや曲がりが無いかどうかを確認しましょう。
ナンバープレートは封印がついていますので取り外しには器具が必要です。しかしキレイに取り外す道具も売られていますので交換も可能です。