タイヤ、ホイール、サスペンションなどの足回りを確認
中古車を購入する時に足回りまで念入りにチェックする人はあまりいないかもしれませんが、これも大切な部分です。是非しっかりとチェックをして間違えの無い車を選びましょう。
もし、整備工場が併設されている中古車販売店であるなら、リフトを貸してもらい足回りのチェックを行うことも良いでしょう。
タイヤとホイールのチェックポイント
まずタイヤは十分溝が残っているかどうかを確かめましょう。溝が1.6mmを下回るとスリップサインがあらわれます。もいスリップサインが出ているならばタイヤの交換時期が来たことを意味します。中古車を購入したものの最初から数万円かけてタイヤを交換しなければならなくなります。ですから十分に確かめておく必要があります。
もし磨り減ったタイヤを使用しているならば、雨ですぐにスリップをしてしまったり、ハイドロプレーニング現象を起こしてしまいやすくなります。非常に危険ですので、スリップサインが出たならばすぐに交換をする必要があることも覚えておきましょう。
タイヤに溝が十分に残っているとしても、古いタイヤですと経年劣化によるひび割れが見られる場合があります。この場合もタイヤ交換をする方が良いでしょう。走行中にバーストする危険が高いためです。
タイヤの磨り減り方にも注意を向ける必要があります。例えば、外側だけだが磨り減っているとか、内側だけが磨り減っているというケースです。こうした状況ですとタイヤのバランス調整であるアライメントが狂っていたりタイヤの空気圧が適正でないことが考えられます。やはり注意してみる必要があるでしょう。
またタイヤの中心部の溝があっても、側面部に溝が無い場合もバーストやパンクの危険性が高いといえますから気をつけましょう。
・ホイールの確認
ホイールに傷が付いていないかどうかを確認しましょう。アルミ製のホイールは衝撃で割れが生じることがありますので、大きな傷がある場合には注意して見ましょう。
タイヤ交換の際のボルトもチェックしておきましょう。キャップがかぶさっていること思いますが、それをはずしてボルトが滑って開かないということがないかどうかを確認しましょう。
サスペンションのチェック
車の下を見れるならば、サスペンションの確認もしっかりと行いましょう。もしサスペンションが片側だけきれいだった、あるいは左右で違うサスペンションが付いているとするならば、事故や故障が原因で交換したことが考えられます。その場合には他の部分の交換や不具合も考えられますので、慎重に考慮する必要があるでしょう。リフトやジャッキで全体を上げて確認する必要があるかもしれません。
床下部分のチェック
鉄板部分(フレームやメンバー)マフラーやブラケットのキズや変形、修理箇所はありませんか?
エンジンルームのオイルやグリースの漏れはありませんか?
ゴム部分の劣化や破損はありませんか?
鉄部分のサビはどの程度ありますか?こうした点を確認しましょう。鉄部分のサビに関してですが、広範囲にサビが広がっている場合は注意が必要でしょう。
床下部分の確認はリフトがないならば確認が難しい場所です。しかし重要な部分でもありますので下にもぐりこんで確認をするのも良いでしょう。