電装系の確認ポイントはずばりここだ!
車内の確認に関しても電装系部品の確認について触れましたが、さらに考えてみましょう。電気機器の特徴として、使用していないと調子が悪くなるという傾向が強くあります。
それで走行距離が少ないからといって安心することは出来ません。長期間放置されていた車などは走行距離に関係なく電気系統の不具合が生じているケースが多くあります。
電装系の確認ポイント
・パワーステアリングの確認
最近の車はまずパワーステアリングがついているでしょう。エンジンを掛けてその場でハンドルを左右に切ってみましょう。それだけでパワーステアリングの確認が出来ます。
エンジンを掛けているのに、ハンドルが重い、ハンドルを切ってゆくとひっかかりがあるという場合、何かしらの問題があることを意味しています。購入に際しては注意が必要です。
・ウィンカー、ハザード、ワイパーの確認
ウィンカー、ハザードランプはちゃんと外に出て付いているかを確認しましょう。ウィンカーはハンドルを逆に切るとスイッチが切れるかどうかも確認しましょう。戻らなかったり戻りが早いというケースでは、注意が必要です。
ワイパーの確認ではゴムの劣化を確認しましょう。古い場合交換が必要です。ワイパーの動きや異音がないかどうかもきちんと確かめましょう。
・パワーウィンドウ、ドアロックの確認
運転席についている、集中ドアロック、それぞれの窓の開閉ボタンを確認してください。窓の開け閉めが不自然に遅いという場合、何らかの問題がある可能性が高いでしょう。開閉の際に引っ掛かりがある場合も要注意です。こうしたケースで確認をしなかったために、購入後に気付いたとしても修理してくれないケースが多いですので、購入前にしっかりと確認をしておかないと後で泣きを見ることになります。
ドアロックも運転席だけではなく、すべてのドアの開閉とロックを確認しておきましょう。
・電動ミラーと電動スライドドアの確認
意外と見落としが多いのが、この部分の確認です。
ミラーはしっかりと折り畳みが出来ますか?
ミラー部分の調整がきちんとできますか?
電動ミラーの故障は運転にすぐに直結するわけではないかもしれませんが、安全には直結する部分です。十分に確認しておきましょう。スライドドアの開閉についてはスムーズがどうかを確認しましょう。
・カーナビとオーディオの確認
カーナビやオーディオがついているならばそれぞれの確認を行いましょう。CDやMD、ラジオは正常に作動するでしょうか?MP3などを差し込めるならばそれも確認が必要でしょう。
車の中は意外と環境が苛酷です。日差しの中に置かれた車は非常に熱くなります。そのためオーディオ機器なども壊れやすいといえます。年式の古い車や中古のオーディオ機器をを取り付けてある車の場合、ある程度故障は予期しなければならないともいえます。カーナビは進歩が目覚しい機器の一つです。以前使用されていたCDやDVDを用いたカーナビの場合、現在はあまり役に立ちません。取り外してもらいHDD対応のカーナビをつけるほうが現実的といえます。
・エアコンの確認
エアコンの確認はどのように行えますか?
まずエアコンを最低温度に設定しましょう。そして風量も最大にします。その状態で風量やファンの確認を行いましょう。
エアコンの修理はお金がかかる部分です。クーラーガスの不足であればそれほどの費用がかかりませんが、ガスが漏れている、あるいはエアコン自体の故障ですと数万円はかかると考えなければなりません。
ヒーターは車から出る熱を利用するため、それほど故障が無いかもしれませんがファンの調子が悪いということはよくあるので確認をしっかりと行いましょう。