シルバーセラフ

イギリスから生まれた世界の超高級車ロールスロイスには、ファントムやシルバースパーなどの名車がありますが、1998年に登場したシルバーセラフも隠れた名機種です。

BMVのＶ型１２気筒エンジン、5.4Ｌを搭載させた全長5390ｃｍの大型セダンは、まさに高級車としての衣をまとっているといっていいでしょう。

ロールスロイス特有のパルテノン神殿をモチーフにしたラジエータグリルは、まさに（セラフ）熾天使の宿る車というたたずまいです。

乗り心地はもちろん最高級の品質で、広々とした室内空間はまさに天国で、サスペンションには前後にダブルウィッシュボーンを使っており、さらに特徴的な使用として微細なレスポンスを誇る油圧式のアクティブダンパーを装着しています。

ハンドスプレーやロボット塗装によって彩られた外面塗装は、外界の景色を広大な湖面のようにクリアに映し出す仕上がりを見せており、威厳高くエレガントなボディをさらに神秘的に演出します。

高級車としての大きな車格は、ロールスロイスの宿命ですが、意外にも車両感覚はつかみやすくステアリングも良好との報告もあります。まさに天使が舞うようにエレガントに宙に舞う一片の花弁のようにロールスロイスのシルバーセラフは走るのでしょう。