シルバードーン

ロールスロイスのシルバードーンは、ロールスロイスの歴史上、2回登場しています。1度目は1949年にカナダのトロントで行われた世界博覧会ではじめて姿を現せました。

そして2度目は、1996年にシルバースピリットの後継量産モデルとして発売されました。1996年9月に発売されたベースグレードの価格は、Ｖ８気筒6.7Ｌエンジンを搭載させ2200万円というプライスで、ロールスロイスのラインナップからすればエントリーモデルに属します。

ロールスロイスといえばエンジンの詳しい仕様は公表しないなどその実態がベールに包まれていることも特徴のひとつですが、量産モデルだけあって随所でコストダウンが図られていることは間違いなさそうです。

サスペンションに関してはフロントにウィッシュボーン、リアにセミトレーリングアームが使われておりこのことからも構造的に廉価な構成だということがわかります。

外観に関しては、ロールスロイス伝統の威厳を保っており、トレードマークのパルテノン神殿を彷彿とさせる縦ストライプのラジエータグリルの屹立するさまはまさにロールスロイスそのものです。

2度目に登場したシルバードーンはホイールベースが3160ｍで、ロングホイールベース版にシルバースパーがあります。