クーガ

フォードのエクスペディションは本場アメリカで乗られ、エスケープはマツダと共同開発のため本国や日本で愛用されています。SUVの人気が高まっているなかヨーロッパやアフリカなどに向けて作られたコンパクトSUVがクーガです。

キネティックデザインと呼ばれる先鋭的なボディは、従来の伝統的なSUVの概観とは一線を画しており現代風で流線的なたたずまいは多くの日本車と通じるものがあります。

エンジンは２Ｌディーゼルエンジンと2013年からは従来の直列2.5Ｌエンジンから直列1.6Ｌ直噴ターボガソリンエンジンになり、さらにコンパクトな出力に納まっています。

この2代目クーガはベースに3代目フォーカスのメカニズムを流用しており、上述のエンジンのダウングレードにより燃費を大幅に向上させ、安全性や静粛性も高い評価を受けています。

駆動方式に関してはＦＦか４ＷＤか選択できるようになっています。サスペンションに関しては、フロントにマクファーソンストラットとリアにマルチリンクを装備しています。

特にマルチリンクは高級車に装備されているといわれているダブルウィッシュボーン式サスペンションの延長線上の形式とも言われており、乗り心地も確かなものが期待できます。