自動車購入の鉄則！　複数のディーラーから見積もりを取得

現在は色々な種類の車が販売されています。セダン、ミニバン、軽自動車、SUV、４WDなど様々なジャンルの車があり、各メーカーがそれぞれのジャンルの車を競い合うように生産しています。そして、同一ジャンルの同一価格帯の車を各メーカーが競合車種としてライバル視しています。

そこで、車を買う時はメーカー間の競争を利用して、より多くの値引きを得るようにすることが賢明な購入方法と言えます。例え、目星をつけている車があったとしても、すぐに「この車を下さい」などと言ってはいけません。色々迷っている風情を見せれば、ディーラーも買って欲しさに値引きをしてきます。それを待つのが得策でもあります。

また、当然ですが、相場価格を知らなければ交渉のしようがありません。何社かに見積もりを出してもらい、それを比較対照しながら交渉するのが常套手段です。

ライバル社の見積りを交渉に活用する

基本的には、目星をつけている車とは違うメーカーから見積りを取っていきます。希望の車とライバル関係にある車の見積を取ったら、それを持って本命のディーラーとの交渉に当ります。

ディーラーに対しては他社から見積を貰っており、検討材料に入れていることを伝えます。すると、ディーラーはいくらなら買ってもらえそうか見当を付けるために、見積価格を聞いてきますが、見せるのは絶対に禁物です。自分の手の内を見せてしまっては交渉が成り立ちません。見積書の金額が決定金額になってしまうだけです。見積価格より低い金額を伝えるのが交渉の第一歩でもあります。

ディーラーから販促の電話が来ることもありますが、急いで返事をすることはありません。電話を掛けてくるということはそれだけ買って欲しいという意思の表れでもあります。逆手にとって、改めて値引き交渉をするくらいの気構えも必要です。

家電量販店で店員から、『他社の販売価格を教えてくれれば、その価格より安くします』と言われることがあると思いますが、車のディーラーも変わりません。売っているのが家電か、車かという違いだけです。車の方が高額品であり、なおさらじっくり検討して購入すべきです。