新車を競合させて安くする方法
新車を購入するときの基本は、複数の車種を競合させて値引き合戦をさせることです。ほとんどの車種には、他のメーカーに同タイプの自動車が存在します。例えば軽自動車であれば、ホンダのNボックスとスズキのワゴンR、ダイハツ・ムーブ、日産・デイズなど、コンパクト車であれば日産マーチとトヨタ・ヴィッツ、マツダ・デミオなどで、他のクラスの自動車でも必ずあると言えるでしょう。
欲しくなくても関係ない
本当に欲しいと思っている本命の車種と、これらのいわゆるライバル車のどれにしようかと、本当に迷っているのであれば問題ありません。しかし中には、本命の車以外は欲しくないという人も少なくないでしょう。しかしこの時点では、そのことは関係ありません。たいして欲しくない車であっても、少しでもお得に本命を購入したいのであれば、見積りを作ってもらいましょう。
そんなこと面倒だと考えるかもしれませんが、決してそうではありません。価格交渉以外でも、ライバル車と比較することで、それぞれの車の良い所と悪いところが見えてくるからです。
こちらの車にはこの装備が付いている、あるいは付いていない、こっちのほうが性能が良いなどということが分かってくれば、それだけ納得した車選びができて、購入後に後悔することが少なくなるからです。
本命だと悟られない
本命の車と、そのライバル車の最低でも合計で3車種くらいの見積もりを作成してもらいます。この時に注意することは、できるだけグレードや装備を近いものに揃えることです。そうしておかないと、なにを比較しているのかが分からなくなってしまうからです。本命の車を基準にすれば良いでしょう。
そしてそれぞれの見積もりを携えながら、他方のディーラーに行って、こっちの車なら、同じ性能なのにこれだけ安く購入できると言う形で値引き交渉をするのです。ここでのコツは、本命に本命だと悟られないことです。本命だとバレてしまえば、あまり値引きしなくても最終的には買ってくれるだろうと思われてしまうからです。しかし価格だけを全面に出し過ぎるのも問題です。
そうなると、どうせ値引き交渉のダシに使われているとバレてしまうからです。あくまでその車を本気で検討しているという姿勢を見せて、セールスマンのやる気を引出すことも大切です。
最後のひと押しで本命だと伝える
価格交渉で最終段階まで来た時に、もし本命の見積がライバル車に比較して多少割高だった場合には、セールスマンに実はこの車が本命だと伝えましょう。しかし他よりも割高であること、そしてもしいれば妻、あるいは親が、この価格では納得しないと嘘で良いので伝えるのです。そしてあと少しでも条件をアップしてくれれば、それで自分が説得すると伝えるのです。この様にして、最終段階でセールスマンを自分の味方にすれば完璧です。
もちろん状況によって、実際のやり方は違ってくるでしょう。しかしこの基本的な形を元に交渉すれば、なにもしないで購入するよりもだいぶお得に購入できることは間違いありません。
