車を決めるためには優先順位をしっかり決めておくこと
たくさんの車の中から、1台の車を選ぶためにもっとも大切なことは、車選びの条件を整理し、優先順位を決めることです。優先順位を決めることは、優先順位が低い条件については、ある程度の妥協も覚悟しなければいけません。
これは、選択肢が多い商品を選ぶときには必ず必要になってくることで、車以外では、携帯電話も同じように優先順位を決めないと、なかなか1つに決めることができません。自分に合った車選びは、ポイントを押さえれば難しいことではありませんので、ぜひ試してみてください。
車選びの条件
・車のタイプ(小型車、セダン、SUV、ミニバンなど)
・メーカー(トヨタ、ニッサン、ホンダなど)
・車種
・グレード、色
・価格
・燃費
・排気量
・オプション(カーナビ、オーディオ、エアロなど)
・年式
・走行距離
・車検の残り
・事故、修理歴の有無
年式、走行距離、車検の残り、事故、修理歴の有無の4つは、中古車選びの条件になりますが、まだ新車か中古か決めていない場合は、全ての条件に対して、優先順位をつけてください。
そして、優先順位の上位4~5つを書き出してみます。実際に例を挙げながら説明していきます。
優先順位を決める方法
新車と中古車に分けて具体例を挙げて説明していきます。
新車の場合、頭の中で欲しい車をイメージしてみます。
「メーカーはトヨタが好きなので、トヨタ車の中で250万円以内の車を選びたい。タイプはセダンかステーションワゴンにしよう。車種は後で決めればいいかな」
これを先ほどの優先順位の条件に当てはめていきます。
1位メーカー:トヨタ
2位価格:250万円以内
3位タイプ:セダンかステーションワゴン
4位車種:後で決めれば良い
この優先順位に従い、インターネットのトヨタのサイトや車情報サイトなどで、トヨタ車を選び250万円以内のセダンとステーションワゴンを簡単に絞り込むことができます。
あとは、車のスペックやデザインを見ながら、さらに車種を絞り込み、実際にディーラーなどに足を運び、車を見ながら決めれば、自分のイメージ通りの車選びができます。
次に、中古車選びの場合を紹介します。最初は新車と同じように買いたい車をイメージします。「信頼できるメーカーを選びたいのでトヨタ車の中で決めよう。価格は100万円以内。年式と走行距離は予算内でできるだけ短いものを選ぼう。事故歴や修理歴はないものがベスト」
このイメージを優先順位に当てはめてみます。
1位メーカー:トヨタ
2位価格:100万円以内
3位年式:新しいほど良い
4位走行距離:短いほど良い
5位事故歴・修理歴:無し
このような優先順位に従って中古車を選んでいくと、年式は新しく、走行距離も短いけれど、バンパー交換の修理歴がある場合があったとします。
この場合、少し迷うかもしれませんが、優先順位に従うのであれば、中古車なので修理歴には目をつぶり、「トヨタ車で予算以内の車で、年式が新しくデザインも今どき。エンジンもあまり走ってないので弱ってない」などと考えないと、車選びがブレてしまいます。
しかし、優先順位は車を実際に選び始めると変わってくるものです。優先順位が変わったら、また初めに戻って車を選んでください。
特に、新車を買いたいけど調べてみると予算内では難しいと分かった場合は、中古車に変更するか、予算を上げるか、車種を変更するか、新古車を探すという感じで条件を見直す必要が出てきます。
車選びに迷ったら優先順位の条件をもう一度見直し、納得行くまで繰り返すことが、車選びには大切なことです。