電気自動車の実際のコストはどれくらい?
電気の力だけで動く電気自動車は、まだ広く普及しているとはいえないかもしれませんが、日産や三菱から一般発売されています。電気自動車にはさまざまなメリットがあるため、これからどんどん増加していくことが予想されていますし、メーカー側も充電スポットを増やすなどして積極的に普及に取り組んでいます。
電気自動車の主なメリットについて
・ガソリンより充電代の方が安い
・静かな走行音
・オイル交換の必要がない
・自治体から補助金制度がある
これらのメリットの中でも、充電代の安さがあるでしょう。充電にかかる電気代とガソリンの費用について、1km走るために必要な値段で比較すると、充電代の方がかなり安くなります。このように日々のランニングコストを低くできるということは、とても魅力的なことです。
また、日産から発売されているリーフはゼロ・エミッションサポートプログラムを利用すれば、車検の際の部品交換は税金などの諸費用だけになるという点もうれしいところです。このゼロ・エミッションサポートプログラムは月額1,500円ですが、さまざまなサポートを受けられるので便利でしょう。また、リーフはエンジンに関係する部品の交換が必要ない点もメリットです。
電気自動車のランニングコストについて
・自宅でのフル充電300円
・航続距離228km(JC08モード)
電気自動車を買うと、家で充電できるように工事が必要となります。100Vと200Vのどちらかを選択することになりますが、100Vの場合には充電時間が非常に長くなるので、200Vの環境にすることが多いようです。
もちろん、家で毎日充電しても良いですが、1回のフル充電で228km走ることができるので、日常生活のちょっとした近距離を主に使うような人であれば、週に1回しっかり充電すれば良いかもしれません。
自宅で充電する以外の方法として、充電スポットを利用するという方法もあります。2013年の9月頃の状況では、急速充電できる充電スポットは約1,900台ほど設置されているようです。今後もさらに増設される見込みですので、より便利になっていくでしょう。
但し、ガソリンスタンドのような数ではないので、自分が利用できるような充電スポットを事前によく調べておいた方が良いです。このような急速充電は、約30分の時間で80%まで充電することができます。ちょっとしたショッピングなどの合間で充電するということも可能です。
電気自動車についてもっと知るためには?
電気自動車はまだ広く普及しているとはいえないので、まだまだよく知っているという人は少ないかもしれません。また、最新の技術であるともいえるので、これからもいろいろ進歩が続いていくものであるとも予想できます。
まだ車体が小さかったりやフル充電したときの走行距離がやや短かったりといった課題はありますが、そのような課題も近い将来に解決されていくかもしれません。もし、電気自動車についてもっと知りたいと思った人は、今発売しているメーカーである日産や三菱のお店に行ってみて、いろいろ知りたいことを聞いてみると良いでしょう。