結局、新車と中古車どちらがいいのか。決め手になるものは？
車を買い替える時に新車を買うか中古車を買うかで悩む人も多いと思います。新車から新車へ乗り継いでいる人も、中古車から中古車へ乗り継いでいる人も両方いますよね。新車から中古車へ、中古車から新車へというパターンもあります。
車を買うならどれが一番良いのか？
車を買う際に検討するのが、どんな車を購入するか？がポイントとなります。新車、中古車、未使用車と大きく分けて３種類ありますが、それぞれにメリット、デメリットがありますのでまずはその点を簡単に把握しておきましょう。
新車
車種も豊富で好きな車が選択できるが、価格は高い。
中古車
価格は安く購入しやすいが、当たり外れがある。
未使用車（新古車）
新車並みの状態で価格は新車よりも安いが、流通量が少ない。
車を購入する予算がどれくらいかにもよりますが、新車も中古車も選べるという場合であれば、全てを選択肢の範囲として検討しておきましょう。未使用車（新古車）は、新車とほぼ同じような状態で乗れる車ですが、新車よりも価格が安いのが特徴です。
ディーラーの展示用の車であったり、試乗のために使われていた車ですから、完全に未使用というわけではありません。それでも、走行距離はほとんどありませんから、新車とほぼ変わらないと考えてもよいでしょう。
価格も新車より安く購入できるので、それならば未使用車がいい！と思われる人も多いでしょうが、実際に未使用車の流通は限られており、自分が欲しいと思う車種を見つけるのは、偶然売り出されるところを見つけたというようなケースを除いて難しいといえます。ですから、車を購入する選択肢としては新車か中古車のどちらか、というようになるでしょう。
その車いつまで乗りますか？
新車か中古車か、どちらにした方がいいのか迷った場合はまず、その車をどれ位の期間乗りたいかという点を考えてみましょう。５年以上乗りたいと考えているのであれば新車の方がお勧めですし、５年以内に違う車種に乗り換えをしたいと考えるのであれば中古車の方が良いかもしれません。
新車を購入する場合は、だいたいの人がローンを組んで買うパターンになるでしょう。ローンの支払が終わるまでは、車を売ることはできませんから、長期間乗車することが前提になりますよね。
初期投資の費用としては大きな金額となりますが、新車はメーカーの保証がしっかりしていますから、乗車期間が長くなればその後は特に問題なく、ラクに乗車し続けることができるはずです。
中古車の場合は、リーズナブルな価格で車が手に入るのが大きなメリットですが、新車と比べると故障するリスクもありますし、部品が消耗して交換頻度が増えてしまうことも考えられます。
中古車で長期間乗る事を考えると、車に飽きてしまったり、故障回数が増して出費がかさんでしまう事もありますので、注意が必要です。
どちらがお得？新車購入vs中古車買い替え
中古車は20万円から30万円程度のお手ごろな価格が魅力的ですが、中古車を購入する場合でも5年間は大きな事故などがないような車を購入するようにした方が良いでしょう。
例えば20万円という安い価格で中古車を購入し、2年ごとに買い換えをしたとします。20万円という購入費用は安く済みますが、買い替えを続けて10年経過したと換算すると、100万円の出費となります。
おそらく故障や部品交換などがあったらその額よりもプラスで出費していると考えられるでしょう。
新車のコンパクトカーは約150万円ほど、セダンでも200万円あれば購入できると考えると、新車を選ぶ幅も広がりますし、新車なら10年間乗車するとしても特に問題なく乗り続けられると思って大丈夫です。
ローンを組むことができるのであれば、思い切って新車を購入してしまう方が、後々お得になるのではないでしょうか。故障頻度やリスクも新車と比べると高い中古車を何台も乗り換えていくのであれば、総合的に考えると新車を購入した方が、結局最終的にコスト面でも中古車よりも特になります。
もちろん中古車の中にも5年以上乗れる状態の良い車もあります。
状態の良い車は中古車でもそれなりの価格はしますから、それなら新車を10年以上乗るという試算も悪くないでしょう。車を購入する人の考え方はそれぞれですから、一概にどの車が最善というようには決め付けられませんが、絶対に中古車！と検討している人でも、新車を視野に入れてみるのは悪くない選択です。
