オプションを上手に使って価格交渉を成功させる

新車を購入する時に、ほとんどの人は何かしらのオプション装備を付けます。オプションをまったく付けずに、その車を素のままで購入する人は、ほとんどいないと言って良いかもしれません。

 

そして新車の購入時には、価格交渉をすることが一般的ですが、それらのオプション装備は、この値引き交渉で使い方によっては武器になりますので、上手な価格交渉をして、少しでも安い値段で新車を購入しましょう。

 

オプションにも2種類ある

一言でオプションと言いますが、厳密に分けると2種類存在します。1つは、工場での生産段階でつけてもらうメーカーオプション、そしてもう1つは、ディーラーで装備してもらうディーラーオプションです。メーカーオプションの内容は、その車種によって違いますが、例えばサンルーフやエアバッグ、ABS、HIDヘッドランプ、純正カーナビなど、後から取り付けたり、あるいは取り外すことが難しい装備です。

 

そしてもう一方のディーラーオプションは、フロアマットやドアバイザー、エアロパーツ、アルミホイールなど、後から装着や脱着が可能な装備のことです。そして値引きという視点で見ると、メーカーオプションからは、ほとんど値引きはしてもらえませんが、ディーラーオプションは、かなり値引きしてもらうことができるのです。

 

メーカーオプションは初めからつけてもらう

新車の購入を検討する時には、まず最初に見積もりを作ってもらうことになりますが、この時は必要なメーカーオプションの装備は、全部つけた状態で見積もりをしてもらいましょう。すでに述べたように、メーカーオプションは、そのものからの値引きは期待できないので、価格交渉の道具になりません。一方でディーラーオプションは、できるだけ付けないで見積もりを作成してもらいます。

 

そしてセールスマンは、黙っていても、フロアマットやお手入れセットなどは、必要なものとして見積りに入れてきますので、これらも外してもらいます。必要だと言ってきても、オートバックスなどの量販店で買ったほうが安いので、そちらで購入すると言えば良いでしょう。

 

必要な物は、後からつけてもらう

フロアマットなどは、純正が良いと思っている人も少なくないでしょう。しかし心配は要りません。新車の価格交渉は、複数の車種を競合させて行いますが、価格交渉が佳境に入ってくると、黙っていてもセールスマンから、これは無料でサービスしますと言ってきます。

 

もし言ってこなければ、最初は要らないと言ったけど、サービスで付けて欲しいといえば、たいていOKです。これらの原価は大したものではありませんので、車を購入してもらえるのなら、二つ返事でOKするでしょう。

 

どんぶり勘定はダメ

始めから欲しい物を全部つけて、価格交渉をする人がいますが、安く買うことを目的とするのなら、そのやり方は良くありません。そうしてしまうと、大して高くないものや欲しくないものまで付けられて、全部でこれだけ安くなったとなりがちだからです。しかし必要ないものを付けて値引きされていても、結果的には損していることになります。


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