手間を惜しまず各メーカーのディーラーの見積もりを比較

まず、新車を購入するためにはいつ頃から動き始めるのがいいのでしょうか。それは、現在使用中の車の車検切れまで少なくとも数ヶ月あるうちに動くことが望ましいです。というのも、人気の車を希望する場合納車までに3ヶ月要する事もあるからです。また、車検切れまで日数がなければ余裕もなくなり、値引きの交渉も最大限に行うことができなくなります。

 

値引き交渉を行う方法ですが、希望する車が決まっていたとしてもすぐにその車のメーカーのディーラーで契約してはいけません。

 

希望の車以外にもいくつか候補を挙げ、各ディーラーを回り情報を集めあえて色々な車の見積りをとります。そして、各ディーラーにて値引き交渉をし、どこのディーラーではこれだけの値引きをしてもらえるといった情報を元に、本当に希望する車を購入するための値引き交渉に入ります。競合相手を作ることで、それだけ値引き額を引き出すことが出来るのです。

 

これをするのとしないのとでは、数万?数十万円もの値段の差が出ます。

 

情報収集をするための手間を惜しまない

あなたが希望する車が例えばミニバンで、仮にその候補が「ホンダステップワゴン」「トヨタエスティマ」「日産セレナ」だったとします。

 

各ディーラーを回るつもりでいるはずが、一番最初に訪れたディーラーでの営業の話を聞いて、ついつい乗り気になってしまい比較・検討をすることを忘れてしまって即契約をしてしまうような場合も考えられます。これでは、その後の話の中で値引き交渉をすることは難しく、せっかく購入できても後悔が残ることになってしまいます。

 

そこで、ディーラーに訪れた時には「ミニバンを購入しようとは決めているが、どのメーカーにするかはまだ決めていない。ステップワゴン、エスティマ、セレナの3台を候補には上げているのだが」という具合に、迷いがあるということをアピールします。

 

そして見積りをとる際に、自分の中でこれくらいの金額を考えているという額があったとしてもその額の詳細を提示するのはちょっと待って下さい。正直にそれを伝えてしまうと、ディーラー側はその額に合わせた金額の見積りを出してきます。もし、大体の予算を伝える必要があるのなら、実際に考えている額よりも少なめを提示して下さい。その方法で少々手間はかかりますが各ディーラーを回って下さい。

 

詳細な見積りをもらいます

各ディーラーで見積りを出してもらう際には、なるべく詳細がわかるような見積りを書いてもらって下さい。そのためには、車の購入は決まっているが、まだどの車種にするかは悩み中だということを伝えます。すると、ディーラーの方は実際に購入するための見積りをしっかりと出してくれます。

 

詳細な見積書には、車両値引き、オプション価格、下取り価格、諸費用、車検・点検、法定費用といった項目毎に金額があげられています。法定費用だけは値引きの対象とはなりませんが、他の項目については交渉次第でいくらか値引きをしてもらえます。

 

その中の下取り価格では、あえて下取りをしないパターンの見積りを出してもらうと、車両値引きの方で値引きを多くしてもらえる場合があります。値引き交渉は、あまりに強気で行くよりも低姿勢でお願いするような態度の方がうまく行く確率は高いでしょう。

 

競合店を余裕を持って回る

各ディーラーを回る際には、その日のうちに何軒も回るよりも数日空けて行くほうがいいでしょう。ディーラー側も余裕のある顧客であると認識します。最初のディーラーで出してもらった見積り書の詳細を頭に入れ、交渉をします。見積書の現物は持参しないほうがいいでしょう。交渉の際にうっかり見せてしまうと、その見積り書の提示額より少し安い金額で話がつけられてしまいます。

 

前のディーラーではこれだけの値引きをしてもらえるという話をする時、少しくらい多めの額を言ってもいいでしょう。そうやって、ディーラー側の値引き限界の額まで引き出すことが車を少しでも安く買うための交渉術なのです。

 

競合店一店目よりも二店目、三店目となる方が交渉の要領もつかめてきますし、「現在迷っているところだが、値段がよければこちらの車にしてもいいと思っている」というような姿勢を見せる技も使ってみて下さい。

 

どのディーラーでも即決できるならここまで値引きしましょうという話もあるかもしれませんが、高い買い物でもあるので出してもらった見積り書は必ず家に一旦持ち帰り、検討するようにして下さい。


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