中古車のここが魅力、でも欠点もある

中古車の販売台数は2005年以降下降気味にありましたが、2012年には402万台の販売数となり、新車の販売台数537万台と比較しても大差のない数字と言えます。ここ最近、また中古車の売上げ台数が伸びているのです。

 

予算の関係で中古車を購入する人が多いと思いますが、中古車とは過去に誰かに所有された車であり、完璧な状態でないことは確かです。メリットもありますが同様にデメリットもありますので、購入時はその点を十分に注意する必要があります。

 

ちなみに、中古車販売業者やディーラーの展示に使用された車も新古車と呼ばれる中古車に分類されます。但し、市場に出回っている新古車はほとんどなく、過去に誰かが所有して乗車していたという中古車が一般的です。

 

中古車ならではの嬉しいメリット

・低予算で車が購入できる
・新車では手に入らないような格上の車が中古車なら購入できる
・購入後すぐに乗車可能
・希少価値のある車や絶版車などのマイナーな車も見つかる

 

中古車を購入する上で価格が安いという点が一番のメリットでしょう。同じ予算額でも、新車では絶対に手に入らない1から2ランクの車が中古車なら自分の車として手に入るのも、中古車ならではの魅力です。

 

また、新車は購入の手続きをした後に発注されるので、メーカー工場で生産されて手元に届くまで時間がかかります。中古車は契約を交わせば、名義変更などの手続きを行う事ですぐに納車されるので、乗車できるまでに時間はかからないのも嬉しいところです。

 

他にも、新車では見つけられないような古い型のビンテージ車を見つけられることもあります。既に絶版になっている車ですから、状態が良いとは限りませんが車好きのコレクターには、たまらない魅力かもしれません。

 

中古車の欠点とは

・故障する確率や頻度が高い
・保証期間が短いもしくは無い場合もある
・好みの配色やグレードが無い
・修理履歴のある事故車の可能性
・車に詳しい人や確実なアドバイスをもらう必要がある
・100%の状態ではない

 

中古車の中にはすぐに故障してしまうのではないかと思われるような車もあれば、状態の良い新車に近いような車もあります。故障しそうな車を購入してしまうと、購入価格はどんなに安く済ませても、結局修理にかかる費用がかさみ、結果新車を購入するのと大差のない金額になってしまうこともあります。ですから、中古車を購入する際、販売店やディーラー選びは重要です。

 

更に車選びはもっと大変でしょう。例えば走行距離や年式など、車の状態を重要視して車を選ぶと、希望の車種やグレードが見つからないといったこともあります。

 

その逆もしかり、希望車種は見つかっても年式が古かったりあまり好みでない色の車だったりなど、どうしても妥協しなくてはなりません。また中古車購入が初めてという人は、なかなか中古車について目利きができることはできません。

 

そうなると、完璧に修理された安い事故車をつかまされてしまったり、エンジンなどにトラブルを抱える車を購入してしまったりなどのリスクがあります。

 

購入時には100万以下で購入できても、結局乗り始めてからすぐに調子が悪くなり、修理を重ねて結局車に掛けた費用は150万になってしまったというような話もよく聞きます。

 

それなら、最初から小型でも新車を購入した方がいいですよね。中古車購入時は、車に詳しい人についてきてもらったり、信頼できる中古車販売業者を選び、アドバイスをしてもらう方が良いでしょう。


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