マツコネに足りないものは「お客様の声に耳を傾ける」姿勢である

14 4月 , 2015  

車はとってもいいのに、マツコネは使えない!
そんなオーナーの嘆きを一度は聞いたことがあるでしょう。
最近のMAZDA車に標準搭載されているマツダコネクトはもともと開発がハンガリーのメーカーが請け負ったため欧州車に似た仕様となっています。
MAZDAは欧州車を意識してマツコネを推し進めたとの声もよく耳にしますが、本当のところはそうではないようです。

じゃあ、他の欧州車もそんなに評判が悪いのでしょうか?
答えは、YES。
例えば、BMWのIdrive。
Idriveとは車両設定と車両情報、ナビ機能等を融合したBMWオリジナルシステムです。
そして、日本人が使い勝手が悪いと感じている部分で共通しているのがナビ機能。

・地図が見づらい
・住所検索しかできない(マツコネの場合バージョンアップで改善している点もあり)
・高速道路で間違った案内をする
など不満点も同じような内容が挙げられています。
言い換えれば、国内メーカーのナビがいかに高性能であるか、ユーザー目線での設計となっているかということです。

【マツコネにナビ以外でたりないものは?】
これはMAZDA社全体にも言えることですが、「お客様の声を聞く」ということでしょう。
そもそも、一番の問題はマツコネを購入側が選択できないことが問題なのです。
オーナーからも株主からも、マツコネはすこぶる不評です。あまりの酷評ぶりに地図ソフトをミックウェア製に変更しましたが、これまでのオーナーに対しては今まで通りバージョンアップでの対応のみという強気の顧客切り捨て戦略。
リコール等をすれば相当な費用がかかるし、そもそも「故障」ではないとの考えはごもっともですが、それではお客様の不満は解消できても満足は得られません。

マツダのビジョン
企業ビジョン
「企業ビジョン」は、
「Vision(企業目標)」、
「Mission(役割と責任)」、
「Value(マツダが生み出す価値)」の3つの要素で構成され、
マツダとマツダの社員が目指すもの、
その役割と責任、それをどのような価値観をもって達成するのかを表わしています。
Vision 新しい価値を創造し、最高のクルマとサービスにより、お客さまに喜びと感動を与え続けます。
Mission 私たちは情熱と誇りとスピードを持ち、積極的にお客さまの声を聞き、期待を上回る創意に富んだ商品とサービスを提供します。
Value 私たちは誠実さ、顧客志向、創造力、効率的で迅速な行動を大切にし、意欲的な社員とチームワークを尊重します。
環境と安全と社会に対して積極的に取り組みます。
そしてマツダにつながる人々に大きな喜びを提供します。
参考:【MAZDA】マツダのビジョン|企業

MAZDAのHPには「私たちは情熱と誇りとスピードを持ち、積極的にお客様の声を聞き期待を上回る創意に富んだ商品とサービスを提供します」というミッションが掲げられています。
それは、本当に実行できているのでしょうか。
満足は、期待値を超えられることで生まれます。
なにも無理して車両情報や車両設定とナビを一緒にする必要性はありません。
現にBMWだってIdriveレス車を増やしているし、ナビやオーディオは社外品を後付することも可能です。プリウスだって、2世代で社外ナビが付けられないのを3世代では解消しました。
せっかくデザインも燃費も走りも素晴らしいクルマが出来たのですから、もう少しお客様に歩み寄ってもらえるともっとMAZDAファンを増やすことができるのではないでしょうか。


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