圧倒的開放感と視野角!八千代工業のフロントオープンルーフシステムに迫る!

30 4月 , 2015  

埼玉県狭山市に本社を構える自動車部品メーカーの八千代工業は、2013年末に開催された第43回東京モーターショー2013にて画期的な新技術を発表しました。その名も、「フロントオープンルーフシステム」。車体のフロントガラスの上部に開口部を設け、ドライバーに抜群の開放感を提供するサンルーフです。
「ひろがる」というキーワードをメインコンセプトに掲げたこのシステムは、文字通り八千代工業製の自動車の可能性を大きく広げるテクノロジーになるとの期待が集まっています。八千代工業の開発した「フロントオープンルーフシステム」の魅力を見ていきましょう!
 

 
参照:response.jp
 

フロントオープンルーフシステムのココがすごい!

オープンカー並の開放感!

八千代工業のフロントオープンルーフシステムは、一般的な自動車にもオープンカー並の開放感を提供してくれます。フロントガラスの直上に開口部が構成されており、新鮮な空気と太陽の光を車内に取り入れながらのドライブを満喫することが出来ます。しかもオープンカーのように着脱に手間がかからず、初心者の方でも扱いやすいというメリットがあります。
これまでにもオープンルーフ技術は存在していましたが、開口部が屋根にセットされているため、長時間外を見ていると首が痛くなるという問題がありました。その点、八千代工業のフロントオープンルーフシステムは従来のオープンルーフの半分の角度で野外を眺めることが出来ます。圧倒的な開放感と視野角の両立が魅力的です。
 

車体強度&安全性を維持!

オープンルーフシステムを導入した自動車は他の車に比べて耐久性に劣るのではないかというイメージを持つ方が少なくありません。
そこで八千代工業は、フロントルーフレールを限界まで細くする構造を追求し、従来の車体強度・剛性を維持することに成功しました。万一サンルーフを閉めた際に異物反応があれば自動的に開放してくれる「はさみ込み防止機能」や、エンジンを切った後でも手動で開け閉めできる「閉め忘れ時便利機能」なども実装されており、安全性・使い勝手の良さも申し分ありません。
 

オープンルーフの低コスト化を実現!

八千代工業は近年の地球環境保護のニーズを重視し、フロントオープンルーフシステムを採用した自動車の軽量化を推進しています。燃費や室内空間の快適性を向上させると共に低コスト化を実現できるという強みもあり、利用者にとっては良い事尽くめです。まさに次世代の自動車業界を担う新テクノロジーと言えるでしょう。
 

八千代工業の展望

八千代工業は2006年に実施されたTOB(株式公開買付け)により、ホンダの連結子会社となりました。(2014年3月末時点で持ち株比率50.34%。)
近年では自動車部品生産の受注減少による減収が取り沙汰されていますが、燃料タンクやキャンピングカー用品など多彩な技術の開発を進めており、自動車業界に貢献し続けています。今後どんな新分野に挑戦していくのか、八千代工業の事業活動から目が離せません。
 

会社名 八千代工業株式会社
設立 1953年8月27日
代表者 笹本 裕詞
資本金 36億8560万円
従業員数 1499名(2014年3月末時点)
市場情報 ジャスダック上場(証券コード:7298)
公式ホームページ http://www.yachiyo-ind.co.jp/


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