2015年1月6日、ドイツの自動車メーカー・メルセデスベンツがラスベガスで開催されたInternational CES((コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2015にて衝撃的なコンセプトカーを発表しました。「F 015ラグジュアリー」と名付けられたこの車は、なんとドライビングをコンピュータが担当する「完全自動運転車」なのです!まるでSF映画に登場するような、近未来的な車種の誕生です。
3月21日には、カリフォルニアでコンセプトカーの試乗会が行われました。その時の様子が公開されると、たちまち世界中で賞賛の声が上がりました。
メルセデスベンツが現在開発を進めているF 015ラグジュアリーの最大の特徴は、車体に「自動走行機能」が搭載されている点にあります。
一般的な自動車の場合、操縦するためにはドライバー自身がステアリング操作や加速・減速を行わなければなりません。その点、F 015ラグジュアリーには高性能のコンピュータやセンサーが内蔵されており、ドライバーが一切タッチしなくても目的地まで移動してくれます。ヒューマンエラーが発生しない分、高い安全性が実現されています。
デザインも前衛的です。サイドミラーが撤去されており、カプセルのような形状のエクステリアが印象的です。
広々とした4人乗りの車内にはタッチパネルのスクリーンが設置されており、指先一つで車のスピードをコントロールすることができます。しかも運転席と助手席が180度後方に回転する仕様になっており、同乗者全員で会話を楽しむことができます。
ちなみに、メルセデスベンツはF 015ラグジュアリーを2030年までに実用化する予定だそうです。
関係者は、「メルセデスベンツのF 015ラグジュアリーをきっかけに自動車業界で大きなイノベーションが巻き起こるだろう」と予想しています。
これまで車の製造は、トヨタやマツダなどの自動車メーカーの独壇場でした。しかし、完全自動運転車が普及するようになれば、人工知能、センサー、GPSなどのハイテクが不可欠となり、これまで自動車業界とあまり縁のなかった企業も続々と業界内に参入する可能性があります。
事実、GoogleやAppleなどの大手IT企業も強い関心を示しており、自動車業界で開発競争が激化するとみられています。10年後の自動車市場は、現在の100倍もの規模に達すると試算されています。
日本国内でも、トヨタが2020年を目標に自動車線変更テクノロジーの実用化を目指しており、関係者の関心を集めています。2017年にはスロバキアのエアロモービル社から空飛ぶ自動車が発売されるという話もあり、今後の自動車開発への期待が高まります。
企業名 | 開発技術 |
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BMW | スマートウォッチとの連携機能 ウェアラブル端末により外部から車の操作を可能にする |
アウディ | バーチャルコックピット インターネット接続型ナビゲーションシステムを正面のスクリーンディスプレイ上に投影 |
フォード | 音声認識を実装 |
シボレー | 自動メンテナンスシステム 斜体のコンディションを自らチェックし、問題箇所を報告する |
・すっげええええ!絶対欲しい!
・死ぬまでに一度でいいから空飛ぶ車に乗ってみたい。
・確かにすごいけど、運転する楽しさを味わえないっていうのは自動車としてどうなのかな…。
・完全自動運転車って免許がなくても乗れるのか?
・事故が起きた時の責任の所在が気になるな。自動車の技術開発だけでなく、法整備も必要だよね。
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