コペン

コペンは２００２年デビュー。

軽自動車では世界初搭載である電動式アクティブトップ仕様がある。軽自動車のオープンといえば、旧規格時代にビートやカプチーノがあったが、新規格ではコペンのみである。

外観は丸みを帯びたかわいらしいデザイン。電動アクティブトップの開閉時間は約２０秒程度。樹脂ルーフを採用したディタッチャブルトップ仕様も一時ラインアップされていた。

ボディサイズは3395×1475×1245。
エンジンは全車６６０ｃｃ直４ターボである。
組み合わせられるミッションは５ＭＴ、４ＡＴ。
駆動方式はＦＦである。

２０１２年に生産を終了し、これに伴い軽のオープンカーと４気筒エンジンを搭載した軽自動車は全て生産終了となった。

・オープンカーを軽自動車の維持費で所有できること。
・４気筒ターボで走りもよい。
・レザーパッケージ装着車なら本革シートが装備されるなど軽の枠を超えた質感。

・そのデザイン、ルーフがトランクに収納されるという性質上、オープン時の積載性能は皆無に等しい。

コペンという車、一言でプレミアムな軽といってもいいだろう。世界初のアクティブトップ、取り外しできるディタッチャブルトップ。２座オープンという贅沢なひと時が味わえる車だと思う。

実用性の面を見れば、他の軽にはもちろん劣ってしまう。だが、実用面だけでは計れない魅力があるのも事実だ。

デビュー時の車はもう１０年選手だが、中古市場ではまだまだ高値安定傾向のようだ。段々と程度のいいタマはなくなってきているので、欲しい人はじっくり探すには今がチャンスかもしれない。